東北大学病院では病院全体として初期研修に力を入れています。初期研修の時点で精神科医を既に希望している先生には、精神科をホスト診療科とした東北大学病院での初期研修をお勧めします。平成19〜25年度の精神科入局者では、38名中16名が精神科をホスト診療科とした初期研修の経験者です。東北大学病院の初期研修については、卒業研修センターへ。

  • 特長は
    1. 初期研修中に、最長12ヶ月の精神科研修が可能です(図1)。
    2. 医師としてスタートする最初の3ヶ月を精神科で過ごしますと、後期研修医や指導医と主治医の一人として治療を経験する中で精神科医の視点に触れることができ、その後の身体科研修にも精神科的な視点が自然に入り、人間理解への洞察力が培われます。
    3. 初期研修中に精神科医としてのトレーニングを開始することになり、後期専門研修への移行が大変スムーズです。後期専門研修1年目の大学基礎研修とつなげることで、実質1年半の継続的な研修を大学病院で行うことができます。
    4. 「地域医療」では、地域医療の実践をしている精神医療機関での実習も可能です。
    5. 内科や外科研修は、大学病院以外の市中病院での研修が可能で、実践現場でプライマリ技術を短期間で効率よく習得できます。将来精神科医になるためには、必要十分な研修を行うことができると考えます。
    6. 大学病院精神科において、現在の精神医学における標準的な診断学や視点を身につけるとともに、個性豊かなさまざまな指導医、同僚との語らいや触れあいの中から、多角的なものの見方を養うことができます。

図1  精神科をホスト診療科とした初期研修プログラムの例


Aさん 「将来は精神科医希望。精神科をホスト診療科として、初期研修のうちからなるべく多く精神科医としての経験を積みたい」

1年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
精神科
(院内)
内科基本研修
(院内)
救急高度救命救急センター
(院内)
2年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
地域医療 小児科 産婦人科 精神科(院内)

Bさん 「将来は精神科希望だが、はじめに身体科の経験を多く積んでおきたい」

1年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
精神科
(院内)
内科基本研修
(院内)
救急高度救命救急センター
(院内)
2年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
外科
(協力病院)
地域医療 内科
(協力病院)
精神科
(院内)

Cさん 「将来は児童精神科希望。精神科はホスト診療科とした上で、小児科や周産期の経験もしっかりしておきたい。」

1年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
精神科
(院内)
内科基本研修
(院内)
救急高度救命救急センター
(院内)
2年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
小児科 産婦人科
(院内)
地域医療 精神科
(院内)

Dさん 「精神と神経、脳全てに興味がある。卒後研修センターをホストとして、じっくり経験して進路を考えたい。」

1年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
内科基本研修
(院内)
精神科
(院内)
救急高度救命救急センター
(院内)
2年目 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
麻酔科 地域医療 神経内科
(院内)
脳外科
(院内)
精神科
(院内)

(2013.7.8改訂)