鳥取大学を卒業し、横浜栄共済病院で初期研修を終え、この東北大学病院の精神科に入局してから半年が過ぎました。様々なことを勉強しているうちに医局から支給された本棚のスペースも残り少なくなってきました。

 東北地方には全く馴染みがなかったので、最近はこの辺りの名所を観光するようになり、先日は御釜に行ってきました。

 御釜は、宮城県柴田郡川崎町にある火口湖のことで、五色沼(ごしきぬま)とも呼ばれています。蔵王連峰の観光のハイライトとして知られ、蔵王連峰の中央部の最も標高の高いエリアにあります。外輪山の内側に標高1,674mの「五色岳」という中央火口丘(後カルデラ火砕丘)があり、同岳の西側中腹に直径約400mの爆裂火口があります。この火口の底に水が溜まってできた火口湖が「御釜」です(カルデラ湖や火口原湖ではありません)。刈田岳頂上には「蔵王連峰」の名称の由来となった「刈田嶺神社(奥宮)」がありますが、特に同神社周辺から見ると御釜は、外輪山の「馬の背」と爆裂火口によってえぐられた中央火口丘の「五色岳」とによってぐるりと周囲を囲まれており、あたかも水を入れた釜のように見えます。また、御釜の湖水は、火山活動によって度々沸騰しているようです。御釜の水は常に淡い緑色に濁り、その色調は季節によって様々です。水質は、pH=3.5の酸性であり、生物は一切生息していません。
 御釜へは、宮城県、山形県の両県から、蔵王エコーライン(宮城県道・山形県道12号白石上山線)を使ってアクセスできます。車で御釜の観覧ポイントまで直行するには、蔵王エコーラインから有料道路である「蔵王ハイライン」に入り、終点の蔵王レストハウス駐車場に行く形になりますが、蔵王エコーラインの宮城県・山形県県境付近にある「刈田駐車場」から「山交リフト」で「馬の背」の稜線上に出ることもできます。今回、私はリフトを使用しました(リフト乗用中に宮城県と山形県の県境を超えていきます)。
 ただし、蔵王エコーラインには冬季閉鎖期間があり、冬季の御釜へのアクセスは、冬山登山によるもの以外は不可能となっていますのでご注意ください。また、麓から見て山頂に雲がかかっているようなら、御釜周辺は濃霧に包まれているような状態であり、登頂しても何も見えませんから、時には諦めも必要です。

 次回の休暇には松島や平泉に行ってみたいと思っています。

 興味がある方は是非見学に来てください。(記載I)

(※)新入局者も10日間前後の夏季休暇をいただけます。


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