診療の特色

精神科病床を有する総合病院は宮城県では少なく、かつ閉鎖病棟を有している大学病院は全国的にも希少です。このため、当科は大半の精神疾患の治療が可能です。日本精神神経学会・精神科専門医制度の指導医、厚生労働省が認可する精神保健指定医をはじめ、てんかん専門医、総合精神病院医学会専門医などの学会専門医の資格をもっているものが多数おります。

2005年からは専従の臨床心理士と看護師を配備し外来デイケアを立ち上げました。特に入院された方がより早期に退院し早期に社会復帰できるように、様々なプログラムを用意して支援しています。また、統合失調症などを発病してから間もない方の回復期の支援にも力を入れています。これによって外来・入院での急性期治療から社会復帰までを一貫して大学病院で扱えるようになりました。

また、内科や外科などに入院中の方で精神的安定を保つためあるいは精神的に調子を崩された方に対しての「コンサルテーション・リエゾン精神医療」の需要も急増しており、他科への往診はもとより、2005年にはベテラン精神科医を中心にリエゾンチームを編成し定期的に他科に出向き、精神障害の予防、早期発見・早期治療も積極的に行われています。

特殊領域としては、最近は児童の心の問題がクローズアップされていますが、当科でも児童思春期の精神疾患の診療グループがあり、臨床心理士も加わり心理療法などを行っています。2002年には宮城県立子ども病院が開設されたこともあり児童相談所とも連携をとりながら、この地域での治療ネットワークを作りつつ、児童精神科医の育成に力を注いでいます。
 

(2013.7.30改訂)