コンサルテーション・リエゾン サービス

コンサルテーションサービスとは、他科の患者と面接しますが、直接、診断や治療は行わず主治医へのアドバイスを行う活動をいいます。それに対して、リエゾンサービスとは、定期的に病棟をラウンドして精神症状の発現を未然に防ぐ活動をいいます。両者はオーバーラップする部分も多いために、一般にはコンサルテーション・リエゾンサービスともいわれています。

当院他科から精神科への往診依頼が増加しておりましたが、それに対応できるだけの専門の精神科スタッフが確保されていないのが現状でしたので、当院精神科出身の精神科医4名が平成17年2月中旬からリエゾンサービスを開始しています。対象科は、往診依頼件数の多かった緩和ケアを中心に、週2回の頻度でリエゾンサービスを行い、必要に応じて診断のための面接や精神療法などのコンサルテーションサービスも行っております。

リエゾンサービスを開始して約1年間において、相談内容についてはせん妄に関することが多く、他に不安や不眠、抑うつなどによるものでした。それらはリエゾン精神医療における代表的でかつ重要な精神症状です。そのため、将来、精神科医を目指さない初期研修医にとっても、リエゾンサービスが身体疾患に伴う精神症状を把握するための絶好の機会となるため、平成18年1月からリエゾンサービスを初期研修・後期専門研修の場としております。

最も相談件数の多い緩和ケアとは、症例検討や診断・治療に関する勉強会を毎月開催しております。また精神科への往診件数の多い科でリエゾンサービスを希望する科には、リエゾンサービスを可能な限り広げていきたいとも考えております。