臨床活動

外来

当科の外来は、外来棟3階にあります。通常は、担当する主治医の外来担当日に定期的に通院することができる患者様が対象で、予約制を原則としています。外来数が急増しているため、新患日は月、水、金の3日間に限定しています。

2005年は年間1116名(男性465、女性651)の新来患者、一日平均100名以上(年平均25,000名以上)の再来患者を診察いたしました。新来患者の年齢構成は20歳代が約22%と一番多く、20歳以下の小児思春期は約10%、60歳以上の老年期が約20%となっています。初診時診断では神経症圏が約25%と最も多く、次いで統合失調症と気分障害がそれぞれ約15%、他に睡眠障害とてんかんがそれぞれ約5%、摂食障害が約2%、小児思春期精神障害が約1%などです。

病棟

当診療科は1階の閉鎖病棟(40床)、2階の開放病棟(21床)あわせて61床の病棟を持ちます。 閉鎖病棟には隔離室(4床)や観察室(8床)があり、措置入院が必要な患者さんや身体合併症を有する症例などほとんどのケースに対応しています。身体合併症を有する患者さんでは、救急部や身体科と密に連携しながら治療を行っています。 当科は治療抵抗性統合失調症に有効であるとされているクロザピンの登録医療機関でもあります。また、開放病棟ではうつ病などの短期の休息目的の入院や検査目的の入院も積極的に受け入れています。

病棟には精神保健福祉相談室があり精神保健福祉士(PSW)が常駐しており、医師と連携しながら必要に応じて生活上で問題を抱えている患者さんの援助や退院の支援も行っています。またデイケアもあり、入院中に体験も可能です。

平成23年度の年間入院総数は約200人であり、入院患者さんの入院形態では医療保護入院と任意入院が半々であり、ICD基準による診断の内訳では、統合失調症や気分障害の方が多いですが、認知症、器質性精神障害、不安障害、摂食障害、発達障害など広い範囲にわたっています。

毎週火曜日の8時半から新入院患者さんの入院カンファが行われ、医局員がほぼ全員参加し、診断や治療方針について話し合われます。

平成26年に新病棟への移転予定であり、移転後は40床の閉鎖病棟(20床は個室)になる予定です。

平成23年度入院患者の男女比

男女 人数
110 57.6
81 47.5

平成23年度入院患者の入院形態の内訳

入院形態 人数(H23年度) %(H23年度)
任意 93 48.7
医療保護 95 49.7
措置 3 1.6

平成23年度入院患者の年齢内訳

年代別 人数
10 未満 0 0
10 代 19 9.9
20 代 27 14.1
30 代 42 22
40 代 25 13.1
50 代 28 14.7
60 代 20 10.5
70 代 27 14.1
80 代 3 1.6

平成23年度のICD診断分類による入院患者数内訳

ICD 人数
F0(症状性を含む器質性精神障害) 17 8.9
F1(精神作用物質使用による精神及び行動の障害) 1 0.5
F1(精神作用物質使用による精神及び行動の障害) 80 41.9
F3(気分[感情]障害) 71 37.2
F4(神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害) 14 7.3
F5(生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群) 5 2.6
F6(成人の人格及び行動の障害) 3 1.6
F7(知的障害〈精神遅滞〉) 4 2.1
F8(心理的発達の障害) 2 1.0
F9(小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害) 0 0.0
G4(挿間性および発作性障害) 2 1.0

(2013.7.8改訂)